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健康サポート通信

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食とメンタルヘルス#2【甘いものやお酒に頼らないストレス解消法】

今回は、誰もが直面するストレスとの向き合い方についてです。甘いものやお酒といった、一時的な快楽に頼らない、健康的な対処法についてご紹介します。

疲れると「甘いもの」や「お酒」が欲しくなるのはなぜ?

仕事や人間関係で強いストレスを感じた時、「甘いもの食べて帰ろう」とか「今日は飲んで忘れよう」といった経験はありませんか。その理由は、次の効果に引き寄せられるためです。

  1. 甘いものと脳内物質

    糖分によって脳内でセロトニンが分泌されやすくなり、一時的に気分が高揚しストレスが緩和されたように感じられます。

  2. ②アルコールと鎮静効果

    脳の活動を一時的に鎮静させ、不安や緊張を麻痺させる作用があります。

しかし、これらの方法では、ストレスの根本的な原因は解決できません。むしろ、糖質やアルコールの過剰な摂取は睡眠の質の低下をまねき、翌日以降の集中力や気分の落ち込みを悪化させるという、負のサイクルとなる可能性があります。

補足:ストレス下で過剰な糖質を摂り続けると、血糖値の乱高下が自律神経の乱れにつながり、イライラや不安感を増幅させる可能性があることが指摘されています。

「甘いもの」や「お酒」に頼らない解消法

これらに頼る前にぜひ試してほしい、健康的なストレス解消法をご紹介します。

  1. 感情を外に出す「書き出し」による心の整理

    ストレスやネガティブな感情をノートやメモに全て書き出すことで、モヤモヤしていたものが客観的な情報に変わります。誰にも見せない前提で、感情の赴くままに書き出してみましょう。

  2. 感情を開放し「副交感神経」を優位にする涙活(るいかつ)

    笑うだけでなく涙を流すという行為は、リラックス効果(副交感神経の優位)があることが科学的に知られています。泣ける映画や音楽に触れて意識的に涙を流してみましょう。涙活(るいかつ)を夜のルーティンとして取り入れるのがおすすめです。

「甘いもの」や「お酒」を一切禁止するのではなく、たまの楽しみとして付き合いつつ依存しすぎないためのスキルを身につけてください。


山本 久美

公認心理師 山本 久美


資格

公認心理師(ストレスチェック実施者資格有)、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルタント技能士

略歴

働く人を対象とする産業保健分野が専門領域。
大手技術者派遣グループの人事部門で管理職としてマネジメントに携わる中、メンタルヘルス体制の構築・復職支援・社内教育などの実務を約20年経験。
現在は、公認心理師として、各種研修講師やカウンセリング、セクハラ相談の他、人事部門に対するストレスチェック結果の活用法などを提案するコンサルタント業務を行っている。
一般財団法人日本健康文化振興会の他、様々な業種の法人・個人からの依頼にも対応。
HP:http://happy-hearts.jp/