春先のチャレンジ精神とメンタル不調
春といえば、何か新しいことにチャレンジしたくなる季節。
新生活に関する意識調査でも、75.1%の人が「新しく何かをやってみたい」と思っていることがわかります。しかし、春先にメンタル不調になる人が多くなるのも事実。ポジティブな「チャレンジ」と、ネガティブな「メンタル不調」が入り混じる季節が近づいています。新しいことを始めるとなぜ不安になるのでしょうか?
ヒトは挑戦したい生き物
何か新しいことをしている時に、楽しいと感じたり、心地良かったり、この先いいことがありそうだと感じるのは脳内でドーパミンの放出が盛んになるから。これがチャレンジしたくなる気持ち「意欲」につながるということがわかっています。楽しいともう一度やりたくなる、ヒトの脳にはそういった仕組みがあるのです。
日本人は「不安先行型」
一方で、挑戦をする中で決断を迫られたとき、あなたは不安と期待のどちらが先行するタイプでしょうか?
不安を抑え精神を安定させる物質であるセロトニンの量は遺伝子で異なりますが、日本の文化的背景や日本人の性質として「不安先行型」が多いようです。
でも不安は決して悪いものではなく、先を予測できるからこそ不安になるもので、これもヒトならではなのです。
不安をイメージしてリスクヘッジ
不安が大きすぎると、せっかく挑戦する気持ちになってもブレーキをかけてしまうもの。漠然とした不安だから怖くなるわけで、その正体を思い描くことができれば、ほとんどのことが対処可能です。
「不安」を明確にすると「課題」に変わります。たとえ自分一人で解決することができなくても、誰かの力を借りれば解決できることもあるはず。メンタル不調はいわゆる、リスクヘッジが上手くできなかった結果ともいえるので、自分自身の特徴を理解し、課題に向き合って乗り越えていくことが大切なのです。
いろんなことに挑戦して、幸せな春を過ごしていきましょう。