COLUMN
健康サポート通信

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新年を元気にスタートするための「ストレスの棚卸」

今年も残すところ1ヶ月を切りました。「1年が早いなぁ」という、皆さんの声が聞こえてくるようです。特に今年は、酷暑の夏から秋を飛ばして冬に入ってしまったと感じるほどでしたから、気がつくと2023年をむかえていたとなってしまいそうです。そこで、新年を元気にスタートするために、2022年のストレスの棚卸をおすすめします。
1年は短いようでも、振り返ると色々な出来事が詰まっているものです。スケジュール帳やスマートフォンに保存している写真などを見返しながら、今年1年を振り返ってみましょう。

棚卸から見えてくること

ストレスを棚卸することは、自分を棚卸することと同じ。ありのままの自分を知ることで、自分のストレッサー(ストレスの原因となるもの)が具体的に何なのかが見えてきます。それは同時に、自分の強みを発見することに繋がります。「ストレスの棚卸」は「強みを発見する棚卸」になるのです。

"自分のトリセツ"をつくる

現在、日本企業の課題として挙げられている『働き方改革』とは、個人が納得のいく働き方をすれば生産性が上がるのではないかというものです。事業主はどうやって働き手個人の強みを活かせるかが求められているのです。その中で、働く側の私たちもただ待っているだけではなく、自分の強みを知りそれを上手くアピールすることが出来れば、2023年の職業生活が今年より少しでも良いものになるでしょう。

ありのままの自分を知るためにはつらい事を思い出すこともあるでしょうから、何となく気が進まない、ちょっと面倒だ・・といった思いはよくわかります。それでも、この棚卸は"自分のトリセツ"となり、一度出来上がってしまえばとても安心。コロナ禍から次の何かが始まる2023年を、一緒に元気にスタートさせましょう!

山本 久美

公認心理師 山本 久美

資格
公認心理師(ストレスチェック実施者資格有)、産業カウンセラー、2級キャリア、コンサルタント技能士
略歴
大手技術者派遣グループの人事部門の管理職としてマネジメントに携わる中、社内のメンタルヘルス体制の構築をはじめ復職支援やセクハラ相談窓口としての実務を約20年経験。
現在は各種研修講師やマネジメント経験を活かし、公認心理師として対面・Webやメールなどによるカウンセリングやセクハラ相談の他、人事部門に対するストレスチェック結果の活用法など、働く人を対象とした産業保健領域が専門。
一般財団法人日本健康文化振興会のほか、個人・法人からの依頼により各種サービス、カウンセリング業務などを行っている。
HP:http://happy-hearts.jp/
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