COLUMN
健康サポート通信

今回、取り上げるのは「新玉ねぎ」です。

甘くて、やわらかく、生でも美味しい新玉ねぎ!
美味しくて、身体にも良い新玉ねぎを、たくさん出回るこの時期に楽しんでいただきたいと思います。

食品を上手に組み合わせると、栄養の吸収率が高まります。

体を温めて、血行をよくすると言われている玉ねぎは、煮たり、炒めたりして火を通すと、辛味が消えて甘味成分に変わるので、お料理の幅も広がると思います。
レンジ蒸しやスープ煮などにすると加熱で溶け出したエキスも一緒に摂取できます。
玉ねぎとの組み合わせでは、ビタミンB1を豊富に含む豚肉などと組み合わせると、栄養の吸収率が高まります。

玉ねぎの辛味と香り、玉ねぎを刻んだときに涙が出る原因となる成分が硫化アリルです。
硫化アリルにはさまざまな種類があり、その代表ともいえるアリシンには、「血小板凝集を抑制する」、「血圧が下がる」、「コレステロールを下げて動脈硬化を予防する」などの効果が期待できると言われていますが、現時点では、人において信頼できる十分な根拠は示されておりません。
旬の新玉ねぎは辛味も少なく、そのまま生で薄切りにしたものを召し上がる方もいらっしゃると思いますが、生の玉ねぎをたくさん食べると、アリシンの強い抗菌・抗カビ作用により、腸内細菌を殺してしまう可能性があります。摂取量はあまり多くならないように気を付けましょう。

2021.6.14
一部に誤解を招くような内容の掲載があったため、訂正をさせていただきました。

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